2019.03.14 3年生集大成の卒業式
 3月12日(火)、卒業証書授与式が挙行されました。
 105名の卒業生が、担任の先生から一人ずつ名前を呼ばれ、保護者、在校生、共に3年間を過ごした仲間達に向けて力強い返事をしました。校長先生から卒業証書を受け取った卒業生の後ろ姿からは、3年間歩んできた達成感が満ちあふれていました。
 校長先生の式辞では、これまでに印象深かった「4月の生徒会・専門委員会任命式での無言入場」「10月の初任者研修来校者への合唱のおもてなし」「日々のひたむきな生活態度」の3つのエピソードを話されました。新たな伝統を作り出してきたという思いを改めて実感し、中学校生活を振り返ることができた瞬間でした。
 在校生代表の川島くんによる送辞は、学区の5つの小学校の校歌の歌詞を交えた挨拶から始まり、卒業生に対する尊敬や感謝の気持ちが素直に述べられていました。また、卒業生の努力や頑張りを傍で見るたびに感じていた、今後の備前中学校を自分達が引っぱっていくという使命感を熱く語ってくれました。
 卒業生代表の岡村さんによる答辞では、中学校生活でたくさんの新しい経験や挑戦ができたという充実感、仲間や先生との別れの寂しさ、傍で支えてくれた家族に対する感謝など、様々な思いを語ってくれました。そんな岡村さんを前に、涙ぐむ卒業生や保護者、教員も多数いました。最後に、この備前中学校を後輩に託した力強い決意は、3年前に入学してきたあの頃より、一回りも二回りも大きく成長し、かっこいい姿でした。
 在校生、卒業生によるそれぞれの合唱では、きれいなハーモニーを体育館いっぱいに響き渡らせてくれました。そして、卒業生の3年間を締めくくるにふさわしい校歌が、生徒と職員が一体となって歌いあげられ、式は閉会しました。
 式後には、最後の学活を終えた卒業生が中庭に集まり、保護者や学年団の教員へ感謝の気持ちを伝えるサプライズがありました。合唱祭の課題曲であった「手紙~拝啓十五の君へ~」の合唱のプレゼントに、学校中が涙と感動に包まれ、卒業生はこの備前中学校を巣立っていきました。
 105名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの未来が、明るく光り輝くものとなりますように…。