2019.03.22 後輩に語る会
3月22日(金)4校時に、先週卒業した3年生6名から1・2年生に向けて、進路についての体験談を語る会を行いました。
私立専願合格者や県立入試合格者など、様々な境遇に立った3年生の実体験をリアルに聞くことができました。
坪内くんは、自分に合った勉強方法を見つけ継続していくことの大切さを語ってくれました。また、自分の受験が終わればよいのではなく、まだ受験を控えているクラスメイトのことを考えながら、志望校に合格した後から卒業までの中学校生活を過ごすことが、学年全体で取り組む本当の受験であると話してくれました。
青山くんは、苦手な勉強ではなく、好きなサッカーなら頑張れるという強い思いから、自分の進路を切り開くことができた喜びを話してくれました。自分の得意なことに没頭している1・2年生で、共感できる人も多かったのではないでしょうか。
神田さんは、オープンスクールや体験授業に積極的に参加して自分のしたいことができる高校を見つけたこと、自分が集中して勉強できる場所を見つけることで、集中力が持続できるようになったことについて話してくれました。また、自分の得意なことを伸ばすために、検定の取得やコンテスト出場に向けて力を入れたことを聞いて、今のうちにできることを見つけてどんどんチャレンジしてみようと思う1・2年生も多かったことでしょう。
吉田くんは、受験を意識するまで時間がかかり、周囲の級友の変化から初めて焦りを感じたことや、1・2年生の頃の多数の後悔を、ありのままに語ってくれました。どんどん進路が決定していく級友が増える中で、自分だけが置いて行かれるような気がして苦しい思いをしたけれど、その苦境がバネとなり、最後の受験まで走り切れ、その先に待っていた合格を噛みしめることができたと話す現在の吉田くんの姿は、本当に嬉しそうで輝いていました。
樫本くんは、「絶対に志望校に行きたい」という強い意志を決して揺るがさず、まず自分には何ができるのかを考え、評定の向上や勉強時間の確保に努めたことから話し始めました。何度も投げ出したり、志望校を諦めようかと思ったりしたけれど、志望校は変えず最後まで全力で受験に立ち向かい、合格をつかみ取った瞬間が15年間生きてきて一番嬉しかったと、率直に伝えてくれました。
そして、今日来校することのできなかった施さんからのビデオメッセージが流されました。「受験は決して苦しいことばかりではない。せっかくの機会を、傍にいる級友と思いっきり楽しもう。」と、受験について新たな視点で語ってくれました。
最後の川島くんによるお礼の言葉では、「改めて受験に対する意識をもち直すことができた。新年度になって実際に受験シーズンを迎えたとき、最高学年として学年や学校全体をいい雰囲気にしていきたい。」と宣言してくれました。
今日の6名の体験談を聞いて、1・2年生は今までぼんやりとしていた受験に対するイメージを明確に膨らませ、自分のこととして考える新たなきっかけとなることができたと思います。そして、実際に身近な存在である3年生の生の声から、「受験は甘くない」ということを改めて実感したことでしょう。
6名の卒業生の皆さん、今日はありがとうございました。それぞれつかみ取った新たな道で、皆さんらしく頑張り、存分に楽しんでください!