2016.04.12 校長室からに「入学式式辞」をアップしました。
PDFはこちらです。
 暖かな風に乗って、伊里の里にも春がやってまいりました。本日は、越智教育委員様、武内副市長様を始め、多数の御来賓の御臨席の下、平成二十八年度入学式を挙行できますことに、心から御礼申し上げます。
 さて、新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。「自信を持って送る子供たちです。」と、六年生の先生方から伺いました。勉強や運動はもちろん、毎日の学校生活の中で、弟や妹たちを大切にし、伊里小学校のリーダーとして活躍してきたのでしょう。
 今日から中学生。ドキドキする気持ちと、大きなやる気を胸に、登校してきたことと思います。二年生の先輩達は、昨年一年間、明るく前向きに毎日を過ごした生徒達です。三年生の先輩達は、落ち着きと意欲にあふれた立派なリーダー達です。どうぞ安心して、毎日の学校生活を充実させていってください。
 さて、皆さんが中学校生活をスタートするに当たり、二つのことをお願いします。
 一つ目は、常に目標を持って生活してほしいということです。部活動や定期テストが始まる中学校では、自分で目標を決め、それに向かって努力することが小学校以上に大切になります。目標を達成したとき、大きな自信と次への意欲が生まれます。残念ながら上手くいかなかったときも、次への励みになります。そして、その積み重ねが三年後の進路決定につながっていくのです。常に目標を持って生活する。これが、一つ目のお願いです。
 二つ目は、自分達で考え、自分達で行動してほしいということです。中学校では、生徒会、部活動、ボランティア活動など、生徒の自主的な活動を大切にしています。学校や学年の行事でも実行委員会を組織し、生徒主体の行事を目指します。自分達で考え、自分達で学校生活を充実させていく。これが二つ目のお願いです。
 伊里中学校は全生徒の夢を実現する学校でありたいと考えています。そのために、この二つが必要です。伊里中学校の一年生から三年生まで百三十五人のみんなが頑張り、みんなが輝く、そんな素敵な学校を目指して、一緒に頑張っていきましょう。
 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。中学校は不安定な時期と言われますが、一方で、心身ともに大きく成長し、楽しみの大きい時期でもあります。私たちは指導すべきことは指導しながら、生徒の独り立ちしようとする気持ちを受け止め、任せるところは任せ、見守るべきところは見守っていきたいと考えております。家庭と学校の連携は重要です。どうぞ三年間宜しくお願いします。
 地域の皆様、いつも伊里学園を見守ってくださり、本当にありがとうございます。小中一貫教育の取組を始めて二年目となります。伊里の子どもたちのために、今年度も学校園一体となって頑張ります。子どもたちへの厳しく温かい声掛けと、学校園への御支援、御協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
   平成二十八年四月十二日
     備前市立伊里中学校長 金光一雄