2016.06.21 学校行事に「イジメに関する作文を読んで『立ち止まる』」をアップしました。
「立ち止まる」
(作文要旨)小学校の低学年のとき、多くの人から「めがね猿」と呼ばれ、からかわれ、いじめられて、深く傷ついた体験から、「言葉」が人を深く深く傷つける毒にも、人を救う毛布にもなると考えた。14才になった現在思うことは、「人と話す時、一度立ち止まって、自分の言葉が相手の感情を温めるように、言葉を通して家族や友人と強くて優しい結びつきを築いていこう」ということである。
1年A組
○人とどこかが違っても、いじめやからかったりしてはいけないと思う。もし、自分が後から人と違う所ができてしまった時、いじめをされたくないし、からかわれたくない。本当にいじめはされたくもないし、したくもない。やっちゃいけない。
○自分が言ったことが相手にどのような影響を与えるのか、言った本人ではあまりわからないことだと思う。でも、自分が言われて初めて気づくのでは少し遅いかもしれない。自分でよく相手のことを考えて、発言することの大切さがわかる話だった。これからは人を平等に見て、適切な言葉を使えるようになりたい。
○普段何気なく使っている言葉も、その人の心の傷になることがわかった。話にもあったように、話す前に一度「立ち止まろう」という気持ちをもつと相手も傷つけないし、逆に相手を喜ばせられるので、言葉には注意したい。
1年B組
○この話はめがねの事でいじめをしているけど、実際世の中には、めがねのことだけではなくていろんなことでいじめられている人がいると思いました。ぼくたちの学校だけではなく、世界全体にいる人たちでいじめをなくせたらいいなと思いました。いじめはいじめている方はちょっとぐらいと思っていても、いじめられている人は一生治らないぐらいの傷を負ってしまうのでやめてほしいです。
○言葉は人の心を深く傷つけるが、人を救うこともできる。時間はかかると思うが、それで人は強くなると思う。ぼくは言葉を大事に使っていきたい。
2年A組
○言葉は毒にもなるけど人の助けにもなるから、気をつけて使っていきたいなと思った。人にはそれぞれ違う所があるから、そこをからかったりするのはいけないと思った。
○「メガネ猿」と呼ばれて傷ついていて、とてもかわいそうだなと思った。人の物で遊んでこわしてあやまらないのはひどいと思った。「言葉はときにその人の心を深く傷つける」この言葉で、今私は一つ一つの言葉を注意して言っていこうと思いました。この世界でいじめなどがなくなって、平和な世界になっていったらいいなと思いました。
2年B組
○自分が思ったことは、なぜ「メガネ」を投げたり、たたきつけるのか分からないなと思った。でも、この子は、いじめられていてネガティブにはなったけれど、あとでポジティブになるのはすごいと思った。そして、いじめというのは、ただ一言で全体に広まっていく恐ろしいものだなと思った。だから、怒った時はしょうがないが、人を傷つける言葉は言わないようにしたいと思う。
○「人の心の痛みは他の人と比べることができない絶対的なものだ。その人が辛いと感じるなら、心のバケツが一杯になってしまっているのだから、より大きなバケツになるにはその人のこれからの経験が心の筋肉を強くするまで、時間がかかるものだと思う」というところが印象に思った。そんなことで泣くなんておかしいという考えが何度もあったけど、皆が同じ気持ちではないから、受け止め方も違うんだと思った。
○いじめは小学校、低学年相手でも起こってしまうことが分かりました。めがねは私もかけていたことがあって、初めてそれで学校に行った時はからかわれたことがありました。私もこれを書いている瑞生くんと同じで少し辛かったことを覚えています。人と違ったところがあっても、それを笑ったりからかったりするのはよくないと思いました。
○この文章を読んで、私も「相手に言う言葉は毒にならないか。」と考えて、言葉を言っていきたいなと思いました。
○大勢のからかいによって、一人の人が傷ついているから、もし、そういう人がいたら、私はその人に毛布のような言葉をかけてあげたい。
3年A組
○いじめを受けていて、学校に行くのがこわくなっても、先生の言葉を聞いて「相手を笑わすことができる」など、プラスに考えることができるというのがすごいなと思った。人と話す時は、言って良いことか、悪いことかを一度立ち止まり良く考えてから話す。
○人と話す時は、相手の事を考えて発言することが大切だと思った。この作文の中では先生がいじめを受けている生徒に話しかけているけど、もしいじめがあったら自分が話しかけなければいけないと思う。
○自分たちと人の違うことを使っていじめることをやってはいけないと思った。人それぞれ違うものがあるから、そこを尊重し合い、そして、助け合いながら生きていきたい。そして、いじめられている人を助けられるような人になりたい。
○私も一言の言葉で傷ついてしまって「こんなことで泣きそうになるなんて情けない。」と思って、ずっと自分を責めて生きていました。だから私もこの話を聞いて人と話す時、もっと優しい言葉を探して、他人を救う暖かい毛布をかけてあげられることを増やしていきたいです。そして、少しでも良い未来になれたらなと思います。
○「言葉は時にその人の心を傷つける」「何も考えずに発した一言で相手の事を傷つけてしまう」。その通りだと思います。言われた方も傷つきますが、言った方も胸が痛むような気がします。言う言葉をちゃんと考え、相手が傷つかないように言葉を選んで話したいと思いました。自分がこんな目にあってしまったら、きっと家族の人も悲しむと思い、私はこの世の中から少しでも「いじめ」というものが消えることを願います。
○言葉というものはとても便利なものだけど、間違った使い方をしてしまうと、他人を傷つけたり、苦しませたりしてしまうから、言葉の使い方、言葉の選び方はとても大切だと思う。人につけるあだ名でも、言われて気持ち良い呼ばれ方と、そうではない呼ばれていやなあだ名もある。見た目や性格で人の嫌がるような呼び方はだめだと思うし、少し考えてから言葉を使わなければいけないと思う。私の周りにも瑞生君と同じ思いをしている人はいると思うので、他の人には合わせず、自分で考えて言葉を使っていこうと思いました。
3年B組
○いじめは多くが外見的なことから始まると聞いたことがありますが、まさに、これはそうなのでしょう。この中の「言葉とは~猛毒になり得るのだ。一方で、暖かい毛布にもなる。」という言葉を読み、自分も容易に言葉を言うのではなく、頭の中で一度考えてから会話をしたいと思います。
○言葉はどれだけ重いことなのかを改めて感じることができました。先生からもらったたった一言で変われるくらいの「僕」がとても勇敢に思えました。私もこれからは人にものを言うときはトゲトゲしたことを言っていないか考えようと思います。