2017.02.15 校長室からに「二年生立志の会挨拶」をアップしました。
PDFはこちらです。
 2年生の皆さん、今日はおめでとうございます。
 地域の皆様にはこの会に参加くださり、また、餅つきの準備等で大変お世話になります。
 さて、立志式は昔、15歳で行っていた成人式が元です。名前を知っていますか。そう、元服ですね。子供の頃は稚児髪といって、髪を長く伸ばしていました。その伸ばした髪を一つに束ね、男子は烏帽子をかぶり、女子は丸髷という大人の髪型にし、お歯黒もつけたりしたそうです。15歳と言っても、お母さんのお腹の中にいた1年を加えた数え年ですので、今は14歳、つまり中学校2年生ということになります。
 そんな皆さんに、三つのことをお願いしたいと思います。
 一つ目は、改めて誓いを立ててほしいということです。皆さんは今までも真面目にしっかりと生きてきました。しかし、今日の日をきっかけに改めて目標を立て、その目標に向かっていってほしいと願っています。例えば、将来こんな仕事に就きたいからこの高校に進みたい。4か月後、5か月後、半年後に迫った備東や県総体、吹奏楽コンクールでこんな成績を収めたいから、部活動をこんな風に頑張りたい。3年生として伊里中学校をこんな学校にしていきたい。そんな目標を立て、残り1年、頑張ってほしいと思っています。
 二つ目は、親に学んでほしいということです。今まで、お父さん、お母さんのお世話になってきました。あまり親の思いとかを考えることがなかったのではないでしょうか。皆さんも、いつか親になる日が来るでしょう。今日をきっかけに、改めて親の姿を見て、親の自分への愛情を考え、それにどう応えればよいのか、また、自分が親になったとき、どんな親になりたいのかを考えてほしいと思っています。
 三つ目は、地域に学んでほしいということです。縁があって伊里中学校に来て思うことは、伊里地区はとても温かく、とても熱い、とても良い所だということです。人は家族だけでは生きられません。地域から見守られ、地域と協力していくことで、よりよく成長することができます。改めて、地域の行事を知り、地域の活動に参加し、地域にボランティアとして協力してほしいと願っています。
 改めて最後の1年、頑張りましょう。そして、伊里中のリーダーとして、よろしくお願いします。