2017.04.11 校長室からに「入学式式辞」をアップしました。
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 桜の花が、今を盛りと咲き誇る、好季節となりました。本日は更谷教育委員様、佐藤総合政策部長様を始め、多数の御来賓にお越しいただき、平成二十九年度入学式を挙行できますことに、心から感謝申し上げます。
 さて保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。中学生は不安定な時期と言われますが、心身ともに大きく成長する楽しみが大きい時期です。私達は指導すべきことは指導し、任せるところは任せ、生徒が独り立ちする力を高めたいと考えています。家庭と学校が協力し合い、お子様の成長を支えられますよう、宜しくお願いいたします。
 地域の皆様、いつも伊里学園を見守ってくださり有難うございます。いよいよ小中一貫教育校伊里学園が開校します。伊里の子供たちのために、学校園一体となって頑張ってまいります。今年度も子供たちへの温かい声掛け、学校園への御支援と御協力を、どうぞ宜しくお願いします。
 そして新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。小学校の卒業式での見事な姿、強く印象に残っています。きっと、伊里小学校のリーダーとして活躍してきたことでしょう。
 今日から中学生。ドキドキとワクワク、両方の気持ちだと思います。二年生の先輩達は、明るさと意欲が溢れる活力ある生徒達です。三年生の先輩達は、前向きでしっかりとした考えを持ち、それを行動に移せる立派なリーダーです。私は、伊里中学校には、真面目で前向きな素晴らしい空気が溢れていると思っています。どうぞ安心して、先輩達と一緒に素晴らしい伊里中学校を創っていって下さい。
 ただ、頑張るのは自分です。良い環境を生かすのも自分です。全てが自分次第です。そこで、皆さんに二つお願いをします。
 一つ目は、常に目標を持って生活してほしいということです。部活動やクラブチーム、楽しみでしょう。中間テストや期末テストは、少し不安かもしれません。試合もテストも、学校行事も毎日の生活も、常に目標を持つこと、そして、それに向けて努力することが大切です。それが、三年後の進路に繋がってきます。
 Believe youself. You can do it. 坪本校長先生から頂いた言葉を胸に、何事にも目標を持って努力してください。
 二つ目は、人のために力を使える人になってほしいということです。生まれたばかりの赤ちゃんは、自分一人では何もできません。それが、自分で御飯を食べられるようになり、歩けるようになり、こども園や小学校で勉強して賢くなり、今の皆さんがあります。力も強くなり、体力も付いたことでしょう。その力を人のために使えるようになること、それが大人になるということです。学級の係活動や掃除にも大人のやり方があります。仲間を傷つけるより、仲間を助ける人が大人でしょう。生徒会や専門委員会、実行委員会にも積極的に立候補してください。地域や学校のボランティア活動にも積極的に参加してください。家でもお手伝いができます。人のために力を使い、人の役に立てる人、そうやって大人になっていくことが二つ目のお願いです。
 伊里中学校は、一年生から三年生まで百二十七人みんなが頑張り、みんなが輝く、そんな学校でありたいと思っています。この二つを大切にして、これから三年間、素晴らしい伊里中学校を目指し、笑顔で一緒に頑張っていきましょう。

平成29年4月11日
備前市立伊里中学校長 金光一雄