2018.01.30 校長室からに「生徒朝礼講話」をアップしました。
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 インターネットでこんな記事を見つけました。
 50年以上連れ添った奥さんを亡くした男性がいました。葬儀を終えて、佐賀県のお寺にお骨を納めるために、羽田空港で飛行機に乗りました。飛行機に乗る時、搭乗手続きで身体検査等があります。バッグにお骨を入れて機内に持ち込むので、係員にそう伝えました。飛行機に乗って席に座ると、CAの女性が来てこう言ったそうです。「隣の席を空けております。お連れ様はどちらですか?」
 男性が驚きながら「上の棚です」と言うと、CAの女性は棚からバッグを下ろして席に載せ、シートベルトを締めました。飛行中に「奥様は何がお好きでしたか」と飲み物も出してくれたそうです。
 ディズニーランドにもこんな素敵な話があります。
 若い夫婦がディズニーランド内のレストランに入り、食事を注文しました。注文は二人分の食事とお子様ランチでした。ディズニーランドの規則では、お子様ランチは子供にしか提供ができません。そう言って断るところなのに、応対した若い男性キャストは笑顔で「お子様ランチはどなたが召し上がりますか?」と尋ねました。
 すると奥さんが「私たち夫婦はなかなか子供ができませんでした。ようやく子供を授かりましたが、体が弱く1歳で亡くなりました。それで『子供が大きくなったらみんなで行きたいね』と言っていたディズニーランドに二人で来たんです。」と言ったそうです。
 男性キャストは「かしこまりました」と言って、二人を4人用の大きなテーブルに案内し直しました。奥さんの隣を子供用の椅子に変え「しばらくお待ちください」と言いました。まもなく、料理を運んできた男性キャストは、まるでそこに子供がいるように料理を並べて「ゆっくりお召し上がりください」と笑顔で言いました。
 食事が終わる頃、男性キャストは「記念写真はいかがですか?」と写真まで撮ってくれました。二人は涙を流しながら、泣き笑いの笑顔で写真を撮ってもらったそうです。
 皆さんも伊里地区の論語の講演会、公民館のお飾り作りの手伝い、先日の閑谷学校での朗誦、一昨日は駅伝と地域でたくさん活躍してくれています。多分、そこに損とか得とくとかの損得勘定はないと思います。ただ、先生に頼まれて協力してくれていることに本当に感謝しています。飛行機のCAも、ディズニーランドのキャストも多分お客様の気持ちにより添っただけでしょう。
 これからも伊里中が、皆さんの住む伊里地区が優しさにあふれるところであることを願っています。