2019.01.07 【校長室から】3学期始業式の話
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皆さん、明けましておめでとうございます。大きな事故の報 告もなく冬休みも無事に終了し、ほっとしています。 皆さんは、どんな冬休みを過ごしましたか? 3年生はいよいよ受験が始まる中学生活最後の学期となりま すね。 道に迷った2人の勇敢な男の話をします。ヨーロッパに、2 人の大変勇敢な男の人がいました。2人は森の中で道に迷って しまいました。昔のヨーロッパでは、夜の森には、悪魔が住ん でいるという言い伝えがありましたが、勇敢な2人の男は、そ んなことにはビビることなく、出口を見つけて動き始めました。 1人の男は、出口を目指して黙々と歩き始めました。しかし何 日歩いても出口は見つからず、さまようばかりで、たどり着い たのは道に迷った最初の場所だったそうです。 もう1人の男は、じっくり考えていたと思うと、空を見上げ、 目標の星を見つけました。そして、その星を頼りに方角を見定 め、歩き始め、しばらくして、森から抜け出したそうです。 冬休み前、先生は、みんなに目標を立て、1年の締めくくり をしましょうという話をしたと思います。今日のお話のように、 同じ条件の中でも、目標があるのとないのでは、大きく違って きます。「自分はこんな仕事に就きたい」「こんなことができる ようになりたい」「こんな生き方がしたい」など、是非「自分 を照らしてくれる星、道しるべとなる星」を見つけて、それに 向かって進んでほしいと思います。 私の目標は、「時」です。時間を守るだけでなく、その時、 その瞬間を大切にする1年にしたいと思っています。 皆さんも、目標に向かって、いい3学期になるように頑張っ てください。