2019.04.16 【校長室から】朝礼の話
今年はみんなに、「仲間を大切にし、人を思いやれる」そんな学校に
しようと言いました。入学式でも言いましたよね。
先日1年生のクラスに行った時、女の子の椅子が倒れて転んだ場面
に出くわしました。その時近くにいた男の子がすぐさま飛びよって大
丈夫と声を掛けて、ノートを拾ってあげていました。本当に素晴らし
い出来事でした。
今日は、「人を大切にする。思いやる。」事について話をします。
人には、得意なこと、苦手なことがあります。例えば、計算が得意
な人、漢字が得意な人、見たことを記憶するのが得意な人、聴いたこ
とを記憶するのが得意な人、反対に、計算が苦手な人、漢字が苦手な
人、見たことを記憶するのが苦手な人、聴いたことを記憶するのが苦
手な人、様々あります。
盲学校には、目の見えにくい人たちが通っていますが、みんな全く
目が見えないわけではありません。視野が狭く、真ん中あたりしか見
えない人、真ん中が見えにくく、周りがよく見える人、まぶしくて見
づらい人など様々です。でも、真ん中に見やすいようにものを持って
行ったり、真ん中からずらしたり、サングラスをかけたりすることで
見やすくする事ができます。
ちゃんとした手立てをしていくと、自分の不得意をカバーすることが
できます。
本年度は、新しくD組ができました。今まであるC組では、少しゆ
っくりのペースで、自分に合ったペースの学習をしているクラスです。
D組は、少人数で学習することで集中して学習しているクラスです。
どちらのクラスも自分たちの不得意をカバーするための人を大切にす
るクラスです。
自分とは違うところで困ったり、迷ったりしている人がいるかもし
れません。みんながそれに気づいてあげられれば、人を大切にする学
校になれると思いませんか?皆さんの生活の中でも困っている人を気
遣える行動を実践してみてほしいと思います。