2019.10.10 【校長から】防災訓練講話
PDFはこちらです。
孔子の著書の中に、「安きにありて危うきを思う思えばすなわち備
えあり備えあれば憂いなし」という言葉があります。これは、中国
国内でまだ戦争を行っていた頃の話で、
『国が今たいへん順調なときだからこそ常に将来の危険を思い起こす
べきだ。警戒心があってこそ準備することができ、有事に備えて危険
を避けることができる。』ということです。
災害は、忘れた頃や予期しないときに起こるものです。1年生では、
毎年、地域の防災について勉強しています。私たちは、地域の災害の
歴史を知り、危険を予測したり、予防したり、対応する力を身につけ
る必要があります。今日はそのための訓練です。
もし本番があれば、みんなは、地域の若者として、この体育館で率
先して地域の皆さんに声をかけ活動していかなければなりません。今
日の訓練で自分にできること自分がすることは見つかったでしょう
か?見つからなかった人は、避難所等で「自分にできることはありま
せんか?」という声をかける勇気を持ってください。
今日の防災訓練は、決して人ごとではない、「有事に備えて危険を避
けるための準備」であることをもう一度振り返ってもらえたらと思いま
す。
最後になりましたが、今日の防災訓練では、地域の方々を始め、東
備消防署の皆さん、市役所の危機管理課、区長さんなどたくさんの方
々にお世話になりました。改めてお礼を申し上げます。