2019.12.10 【校長室から】人権集会講話
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 前回6月の人権集会で、「仲間を大切にし、人を思いやれる」人を目
指してほしいというお話をしました。その中で、5つのことをお話し
しましたが覚えていますか?
1つめは、「相手の気持ちになって考えることのできる人」
2つめは、「見返りを求めない人」
3つめは、「時には自分のことよりも相手を優先できる人」
4つめは、「人のせいにしない人」
そして5つめは、「笑顔の美しい人」でしたね。
みなさんはどこまで実践できているでしょうか?
 今日の各クラスの発表では、6月に考えた人権目標の課題と対策、
3年生からは、人権問題についての提案が為されました。ぜひ、日々
の生活の中で人権を意識した生活を送ってほしいと思います。
さて、今日は、2つの話をします。この写真は、九州での地震の時
にSNSに投稿された、ライオンが動物園から逃げ出したというメッ
セージについていた写真です。このSNSは、1時間で2万件以上の
人に拡散され、街中がパニックになりました。この数は避難者の6分
の1の人数に値します。もちろん嘘の投稿ですが、その噂を確認もせ
ず信じた人たちの手によって大パニックを起こしてしまいました。た
いへん怖いことです。噂話が本当であれ、嘘であれよく考えずに発信
することは、たくさんの人たちに迷惑をかけることにもなります。み
んなもよく考えて行動しましょう。
論語の一節で「仁を為すは、己による。人に由らんや。」というのが
あります。「仁」とは、「人を思いやる気持ち」のことです。
「思いやりの心というのは、自分自身の心の持ちようであって、人
に期待したり、人によって左右されるものではない。」という意味だと
思います。
みなさんも、是非、思いやりの心について考え、まずは自分の身近
な人、家族やクラスの友達、自分の横にいる人を大切にしてみんなが
安心できる学校や地域を作ってください。